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深明舎とは

深明舎は、鎌倉市深沢地域にある学習塾です。 以前「教育研究所」の名称で三浦が塾長として教鞭を振るっておりましたが、平成17年2月より、竹内が塾長としての責務にあたることとなり、塾名を変更することとなりました。

教育研究所時代から受け継がれている、「生徒のために」「地域に根ざす」といったポリシーを守りながら、小中学生が求められているものを機敏に察知し、生徒にとって本当に意味のある学習塾でありたいと考えています。

ここ数年のお話をしますと、神奈川県の入試制度が変わり、入学試験での得点力が合否を決める状況となってきました。

以前から入学試験の得点は合否を決める一つの要素でしたが、試験問題の難易度が上がり入試の得点で差が付きやすくなったこととが一つの原因です。 入学試験の難易度が上がったということは、「暗記を中心とする学習」から、「考えることを中心とする学習」が求められていることを表しています。覚えることは当たり前。そこから一歩踏み出して、考える力をつけることが必要となっています。

深明舎では、学校の授業を確実に理解し、定期テストでの高得点を目指し、学校成績を向上させ、志望する高校に入学することを目標とします。そのために教科書内容の定着を基本とし、基礎力・応用力の養成を目的とした授業を行います。応用力は基礎力の上にしか築くことができないのです。基礎力のない応用力は砂上の楼閣に過ぎません。

また、深明舎では中3の2学期までは学校成績を向上させることに注力します。確かに内申は以前ほど重要視されなくなりつつありますが、「数年後の入試」にモチベーションを持つよりは、「目前に迫った定期試験」の方がモチベーションを持ちやすいですし、何より目前の定期試験のための勉強はそのまま入試のための勉強になっているはずです。また、定期試験に向けて勉強したおかげて点数が上がったならば、その成功体験が「もっと頑張ろう」という気持ちにさせてくれるはずです。

この地域に根ざした塾であるために、また、進度が学校と大きく違わないように、中学生の部は深沢中学、小学生の部は深沢小と富士塚小の生徒のみを対象としています。

大手塾を辞職して

私はこの地で教える前、大手塾に7年間勤務していました。初めの数年間は何の疑問も持たずに勤務していたのですが、学習塾の企業としての仕組みについて徐々に疑問を覚えるようになり、辞職するに至りました。そしてその疑問点こそが、深明舎の存続意義であると考えています。

大手学習塾の大きな特徴としては、トップ校合格実績主義が挙げられます。大手学習塾が広告を打ち出すときには、このトップ校合格実績を一番の旗印にすることが多くなります。合格実績の広告は、インパクトがあり、集客能力が高い広告になるのです。逆にそれをやらないと、その塾はあまり合格させられなかったかのように思われるおそれがあります。だから、どこの大手塾でもやらざるを得ない状況であるといえるでしょう。

そのために大手塾では、できるだけ多くの生徒をトップ校に合格させるべく情熱を注いでいます。私が勤務していた塾では、給与体系にもその姿勢が現われていました。トップ校に合格させた人数で、給与が変わるのです。中堅校に合格させた人数では、給与は変わりません。つまり働いている職員も、常に一握りの「できる生徒」を中心に塾を運営していくことになるのです。当然、ベテラン講師が成績優秀者のクラスを担当することが多くなります。トップ校を目指す生徒にとっては非常に良い環境であることには間違いありません。ただ、誤解のないようにしていただきたいのは、これはシステムの問題であって講師の問題ではないということです。社員を多く抱える学習塾は、年々上がっていく人件費をまかなうために、次々と新規開校を繰り返さなければならないのです。そのための宣伝広告なのです。大手塾にもいい先生はいっぱいいらっしゃいます。私もその中の何人かと、今でも親交を深めさせてもらっています。

その大手塾を退職後、私は1年間いくつかの塾をフリーの塾講師として渡り歩いた時期があります。それまでは1つの塾だけを見ていましたので、自分の見方や考え方が偏っているのではないかと不安だったのです。その中である個別指導塾を見たのですが、そこでも衝撃を受けました。社員と呼べる人は教室内に1人か2人で残りは全員アルバイトです。これは月謝や規模を考えると当然のことであり、アルバイト講師達の情熱は社員の講師を凌駕することも十分ありますので、悪いことではないと思います。ただ、時間割が不規則になると、担当講師がコロコロと変わります。講師側から見ると、教える生徒がコロコロ変わるのです。その塾では、当日になってみないと誰を教えるのかが分からないといった状況でした。これでは教える側も情熱を保つことができなくなるというものです。ベテラン講師ならば対応できますが、そうでなければ、ただ問題集をやって答え合わせをするだけの授業になってしまいます。

塾内で行っているテストにカラクリがある場合もあります。塾内テストの問題を非常識なくらい簡単にして、点数を取りやすくするというのです。生徒は塾内のテストで、80点や90点を取るので、「あぁ、やっぱり塾に通っているから実力がついてきているんだな。」と、錯覚してしまいます。ただ、さすがに受験直前まで生ぬるいテストをやっているわけにはいきませんので、こういった塾でも3年2学期からは通常の難易度のテストを行うようです。急に点数が下がりますが、3年2学期まで信じさせられて通った塾ですから、辞めようという気持ちは起きませんし、「本当はもっとできるはずだ」と、自分の実力を誤解したまま受験に向かうので、実力にあっていない学校を志望するケースも多いようです。こういった塾(の経営陣)では、その中で何人かが受かってくれれば合格実績を稼げるというところにも、旨みを見出しているようです。合格率よりも合格数にこだわっている塾は、生徒のことではなく、生徒数を考えているのです。ただ、現場で教壇に立つ講師の方々は、生徒のことを考えていらっしゃる方が多いと思います。経営陣にうまく丸め込まれ、これが正しいと洗脳されて教壇に立っているのです。

また、成績の良い生徒に対して授業料の優遇をしている塾もありました。つまり、トップ校に受かりそうな生徒の授業料を、他の生徒が負担するシステムになります。ですが、正規優秀な生徒にはトップ校に合格してもらうために一番手をかけるのです。こんなおかしな話は許されるべきではありません。そのほかにも、合格実績の水増しや、合格実績の買収などは日常よく耳にする話でした。

また、塾の戦術として噂を使ったものがあります。講師が他塾の悪口のようなことを生徒に吹聴したり、学校の先生を悪者にしたり、教育上問題があるようなことを平然とやってのけるのです。そういう話題は生徒にとっては非常に面白いですから、講師としても「生徒を満足させた」と変な勘違いをして、それが悪い事であることに気が付いていない場合が多いようです。特に学校の先生の悪口は、絶対に言ってはならないことであると考えます。生徒は学校で授業を受けているのです。そういった塾は、学校の先生と生徒の間の関係を崩し、ますます生徒を塾に取り込んでいこうと考えているのです。

もちろん、全ての塾がこの様な悪い塾というわけではありませんし、大手塾には大手塾の良さがあります。情報量の多さであったりその分業体制は、当塾では真似のできるものではありません。

しかし、私には何か釈然としないものが残ります。設備などで劣る部分はありますが、私はこの鎌倉深沢地域でまっとうな塾を運営していきたいのです。

塾名の由来

「深きを明るく照らすは学問の力なり」との想いから命名しました。「学問を学んで考える力をつけることで、深いところにあるところを明るく照らすことのできる人に育って欲しい」という想いです。また、「深沢に明るい未来を呼び込めるような塾でありたい」という想いも込められています。


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